聖霊の存在を信じてみようかな

左右の胸にしこりがあって、
かかりつけの乳腺科で経過観察中だった。


ガンは小豆粒位の大きさでコリコリした堅いものと
よく耳にしていたのだけど、
私の場合は、コリコリした堅い感じではなく、
ボヤ~っとしたしこりで、探さなくても分かる結構な大きさだった。
何度か検査してもその都度「良性で大丈夫」と言われていたので、
検査通院をサボって3年位放置していた。
みたくないことは先送りする私の悪い癖です^^;


右のしこりは大きくなっていた。
流石にいい加減受診しなくてはと、やっと検査を受けに行った。
2015年の11月のことだ。

精密検査が必要なので、
スグに系列の大学病院に行くようにと紹介された。
この時
「あ~やっちゃったな、ガンになっちゃったな」
と思った。


大学病院を11月半ばに予約して、検査を受けて、
12月3日に診断結果とドンドン進んだ。

 

大学病院で医師からの診断は一人で聞いたが、
ガンだと予想していたので冷静に聞くことが出来た。

不思議と「どうしてアタシが!」とは思わなかった。


旦那さんには、かかりつけの乳腺科で
大学病院を紹介されたときに、(11月初旬)
多分、ガンだと思うよと言ってあった。
なので、彼も覚悟はしていたと思う。


医師は、
乳がんは進行の遅いガンで、ここまで時間をかけて
大きくなっているので、今更、一刻を争うものでもない」と言っていた。

でも、私は、乳がんという診断が下った以上、
先延ばしをするのはイヤだった。


治療方法について、旦那さんは標準治療といわれる、
抗がん剤放射線、手術をするのが当然という考えだ。

私はそれまで抗がん剤に対してネガティブな考えだったので、
多少、他の代替療法や民間療法を調べてみた。

不食でガンを治した人とか、温熱療法とか、漢方とか、
丸山ワクチンとか様々あるようだった。

でもどの方法がいいのかなんて分からない。

その治療を受けに遠くまで行き、高額な費用がかかったり。
アレコレ調べるのも疲れる。

賛否ある代替療法を受けるのも不安だし、
通うための体力も不安になる。
旦那さんを説得するにも気力が必要になる。
これから治療に体力と気力を必要とするのに、
家族内でもめたら病気の治療に集中できない。

 

治療法をアレコレ調べるのも、余計に自分を不安にする。
代替療法も標準治療もどっちも魔術だ。
コースの前ではどちらがより良いかという違いはない。

 

それならば、
私は聖霊と一緒に治療を受けるなら、
どのような方法を選んでも大丈夫に違いないと、
聖霊と一緒に治療を受けることを決めた。


それが一番早くて心穏やかに治療を受ける方法だと思った。


それまで聖霊を信じていたのかと聞かれたら、
全然信じられていなかった。
初めて聖霊という存在を信じてみようかな、
聖霊の言うことを聞いてみようかなと思ったのだった。
私には何も出来ることはない。
コントロール不可能になって
聖霊に縋るしかなかったから。